安心に対応する住宅とは?
地震に対する木造住宅の安全性

在来軸組工法は地震に弱いか?
平成7年11月頃から、現行の建築基準法に基づき木造軸組工法の耐震安全性について、「木造住宅実大振動実験」という、かつて試みられたことの無い、大掛かりな確認実験が四国の香川県多度津の原子力工学試験所にて実施された。実験とはいえ、基礎コンクリート部分以外は全て実際に施工された木造住宅(規模は2階建て、面 積約30坪前後)が、丸ごと試験体として試されたものである。試験体は全部で6棟(A〜F)用意された。この内にJotoキソパッキング工法による試験体が2棟、従来通 り土台を試験体用架台に直接据え付けた仕様の建物が4棟であった。
一連の実験の最終実験棟(F棟)として、平成8年1月23日から同26日の4日間に亘って実施された。実験は、スウィーブ(震度階に換算すると中震=)で10分間の加震と、最大加震(神戸海洋測候所で記録された水平818ガル、垂直332ガル)の2種類の加速度を加えて行われた。この内、最大加震は震度階に換算すると震度=8.5〜9.0にあたるレベルで震度(400ガル程度)を遥かに上回る(エネルギー比較として約900倍の)水平加速力が加えられた。
結果としては、一般的に備えるべき基準法の規定する耐力壁の設置規準を備えてさえいれば、木構造建物は倒壊も傾斜も起こさない事がほぼ確認された。
 
多度津の原子力工学試験所の実大振動実験風景

震度階8.5を超える振動を加えて 耐震実験が行われた。

最大加震を繰り返し(8回以上)加えていても建物の滑りは起こしていない。荷重が載っている状態では、材料の摩擦抵抗が働きスベリやズレを起こさない。

Jotoキソパッキング工法で建物が滑ったか?
Jotoキソパッキング工法概念図
土台の腐朽を防ぎ、布基礎の耐力を向上させ、建物を健全に維持する効用効果 を発揮する。
結論から言えば、全く滑りやズレを起こさない事が確認できた。
これは当然予想されたことであるが、この実験で改めて確認されたわけである。
周知の通りJotoキソパッキンの材料であるJC(Joto複合材)は、材質としての静摩擦係数(μ )が約0.6とされており、荷重を架けないでただ置いただけでの状態でも震度階の大きさで換算すれば、震度7.5〜8.0(450ガルから580ガル)の水平加速度まで滑りを起こさない事が確かめられている。さらに、Jotoキソパッキンの上に土台やその上の構造体が載っている状態(載荷状態)では摩擦抵抗値(Fμ )は1.25という係数が確認されている。この値は水平加速度の数値に換算すれば約1200ガルという実数に核当します。
つまり、地震で建物が激しく揺さぶられても、建物全体が浮き上がりさえしなければJotoキソパッキンを介して土台が基礎天端に載っている限り、摩擦抵抗による効果 が発揮され基礎と土台がズレを起こすことは有り得ません。
今回の耐震実験において使用されたJotoキソパッキング工法
は、正にこの点の耐震安全性を確認することが出来た貴重な立証例となりました。

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