安心に対応する住宅とは?
阪神淡路・中越他大地震時のキソパッキング工法被害状況

損壊した建物には2つの共通点があった
損壊被害の著しい建物のほとんどすべてには、次の2点の現象が共通 して見受けられた。
 (1)土台や柱脚、筋交の下部といった、木質構造材脚部の著しい腐朽
 (2)布基礎立上り部に設けられている換気開口部からの構造断裂破損
その状況の具体例については現地調査の写真から示してみる。

比較的自重の軽い建物が崩壊した理由

  芦屋市大原町・JR芦屋駅北側/震度7地域
古い家屋の倒壊が多い中、新築して間もない建物が倒壊した数少ない例が、この芦屋大原町の物件である。この物件は1階が事務所店舗として使用されていた。乾式仕様の比較的自重が軽い建物であるにもかかわらず倒壊してしまった。 倒壊した理由は、
1) 1階のスペースを確保するために耐力壁が少なかった。
2) 通し柱の脚部仕口の補強が不十分だった。

そのため、土台・柱脚・筋交の接合部分に集中した荷重の負担に耐えられず仕口が破断分離したと考えられる(土台を基礎に緊結すべきアンカーボルトや土台と柱・筋交を固める補強金物が正しく使用されていない)。

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