木造住宅の天敵、「腐れ」とは?
「腐れ」をもたらす木材腐朽菌の正体を暴く
こんな環境で、木材腐朽菌は活性化する


木材腐朽菌は木造住宅の天敵ですが、その被害を事前に防ぐことは可能です。なぜなら「温度・水分・酸素・栄養」このすべてにおいて木材腐朽菌の好む条件が揃わなければ、木材腐朽菌は活性化しないからです。木材腐朽菌の好む環境を知った上で、その条件を揃えないよう、対策を実施しましょう。


木材腐朽菌が活性化する条件とは?
下記の4つの条件が揃った時に、木材腐朽菌は活性化するとされています。

●木材腐朽菌が好む条件

温  度
 3〜45℃、特に30℃前後が適している
水  分
 大気中の湿度が85%以上、木材含水率※が25〜150%     
酸  素
 空気がなければ生息できない
栄  養
 木材の主成分であるセルロース・リグニン等
※木材の含水率は下の式のように示され、通常の水分と違い100%を超える場合があります。

これらの1つでも欠ければ木材腐朽菌は活性化しません。しかし温度や酸素は、人間が生活する上でも必要な条件です。また栄養については、木材が主成分ですから防ぐことは困難。そこで木材含水率を25%以下にするための、水分コントロールが木材腐朽菌抑止のキーポイントとなります。


木材の強度は半永久的に維持可能??
本来、木材は強くて軽いので、大空間も支えることのできる非常に優れた構造性能を備えています。世界最古の木造建築である法隆寺が約1400年もの間、その美しい姿を保っていることからも、木材本来の強度が優れていることは明らかでしょう。つまり木材腐朽菌やシロアリといった耐久劣化を引き起こす要素から、木材を守る環境さえ整えられれば、木造住宅は長持ちするのです。

木材の特性PDF

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2005.07 vol.04 木造住宅の天敵、「腐れ」とは? TOPへ