防腐剤は人体に悪影響を及ぼす可能性があるので、木材腐朽菌を寄せ付けないためのより安全で確実な方法として、湿度のコントロールが挙げられます。その際に重要なのは、木質土台とコンクリートの基礎を絶縁すること。土台と基礎が接していると湿気の逃げ場がなくなり、コンクリートの水分を土台が吸収してしまうのです。
木材の種類によっても木材腐朽菌が発生しやすいものと発生しにくいものがあるので、適材適所を心がけましょう。ヒノキやヒバなどの心材は、木材腐朽菌やシロアリに強いとされています。また、含水率8〜12%に乾燥してある構造用集成材や、乾燥材を使用することも、木材腐朽菌予防になります。
■心材の耐腐朽性・耐蟻性比較表
区 分
樹 種
耐腐朽性・耐蟻性が高いもの
耐腐朽性が高い、耐蟻性が中のもの
耐腐朽性が高い、耐蟻性が低いもの
耐腐朽性・耐蟻性が中のもの
耐腐朽性が中、耐蟻性が低いもの
耐腐朽性・耐蟻性が低いもの
ひば・こうやまき・べいひば
ひのき・けやき・べいひ
くり・べいすぎ
すぎ・からまつ
べいまつ・ダフリカからまつ
あかまつ・くろまつ・べいつが
防腐剤や木材腐朽菌に強い木材を用いていても、湿気の多い環境では、その効果 は永久には続きません。そこで、床下の木材に湿気を寄せ付けないことが重要。
Jotoキソパッキング工法
による床下の全周換気を行えば、木材腐朽菌の発生しない湿度や木材含水率を保てます。その際、土間部分に防湿処理を施しておけば、より効果 が高まるでしょう。
※コーナー部分は湿気がこもりやすい。
※キソパッキング工法の床下全周換気は、自然の風の流れや温度差を利用。風下側で発生する空気の吸い出し効果によって床下全域で換気がおこなわれます。
腐れが発生しやすい場所とは?
効果的に防腐対策を行う
2005.07 vol.04 木造住宅の天敵、「腐れ」とは? TOPへ