シロアリの正体を探る!
施工にはくれぐれもご注意ください
シロアリ補償制度に登録されている住宅で、イエシロアリによる被害が発生しました。いくらシロアリを寄せつけにくい床下環境をつくるJotoキソパッキング工法を用いていても、施工方法に換気阻害などの不具合があっては蟻害を完全に防ぐことはできません。
同様の不具合が生じないよう、ここでは、その注意点と処理策の事例をご紹介します。

バリアフリー住宅の意外な落とし穴!
近年、住宅のバリアフリー化が進んでいますが、実はこれには大きな落とし穴があります。バリアフリーの住宅では、段差を解消するため、玄関内側の踏込み土間を上げ、外側のポーチの土間も同じ高さにすることが少なくありません。このことが問題を引き起こす原因となるのです。
今回の場合も玄関内側の上がった土間に合わせて、ポーチ側のコンクリート土間が建物の土台よりも高い状態になっており、換気スリットや木部をふさぐ状態で施工されていました。ちなみに内側の土間と外側の土間コンクリートの施工時期は別工程で土間の一体性は保たれていませんでした。
この状態はイエシロアリの侵入要因になる。
この状態はイエシロアリの侵入要因になる。
 
このようなケースでは、以下の点を考慮した施工を行なってください。
1) ポーチ側の土間と土台や外装は排水溝をとるなどして縁を切る。
2) 外部側の土間と建物側の接続は建物の基礎よりも低い位置で納める。
3) 下の写真を参考に同等の措置を行う。

〈不具合の発生しやすい状態〉

玄関ポーチが外壁に被さっている
〈蟻害を抑制する処置策〉

外壁とポーチ土間を通風排水溝で隔絶する

同様の不具合が発生しないよう注意が必要。
今回のケースは、“換気阻害や食害を助長する不具合”の事例となります。同様の不具合が発生しないようにくれぐれもご注意ください。

また次のような事柄にも十分注意して、被害を未然に防ぎましょう。
既存の建物を撤去して新しく建物を建てる場合は、土壌の防蟻処理もしくは、木屑や植裁根などの異物処理を行っておく。
建物の外部に設けるコンクリート土間は、基礎との接点に隙間が生じやすいので、外部の土間レベルを高くする場合は、シロアリの侵入経路を断つために基礎と外部の土間の一体性が維持できるように配慮する。
山桃やびわなど、シロアリが好む果実系の樹木を植える場合は、建物の基礎から3mないしは樹木の根張りの範囲以上の距離をあけ、建物基礎側近の土壌処理を行う。


これでバッチリ!シロアリ補償!
Jotoキソパッキング工法は、コンクリートの基礎と木部の土台を絶縁することと、全周換気で土台の乾燥状態を保ち、腐れを防ぐとともに、シロアリを寄せつけにくい床下環境をつくります。ところが施工の不具合によって、絶縁が不十分であったり、換気が妨げられたりしていると、シロアリ被害を完全に防ぐことができません。
Jotoキソパッキング工法で確実な施工を心がけ、コンクリートや土壌と木部の絶縁をしっかりと行ないましょう。
これでバッチリ!シロアリ補償!
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