環境に優しいキソパッキン
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キソパッキンは
環境負荷の低い製品です
城東テクノの代表的な製品にキソパッキンがあります。このキソパッキンを用いて基礎と土台を絶縁し、床下の全周換気を実現する『Jotoキソパッキング工法』は、いまや木造住宅の床下換気工法のスタンダードと呼べるまでに広くご採用いただき、そのシェアは50%以上にのぼります。
キソパッキンは、再生プラスチックを利用した環境負荷の低い製品の1つです。 1971年に当社の創業者である末久史朗がプラスチックの廃棄による社会問題に注目し、廃プラスチックを利用した複合材料を開発したことがそのスタートです。
再生プラスチックは、石油由来のプラスチック(バージンプラスチック)に比べて、温室効果ガス排出量の観点から環境負荷の低い材料と考えられています。また、再生プラスチックに当社独自の技術で炭酸カルシウムを配合した複合材料は、長期的な使用に耐えられる素材です。さらに、炭酸カルシウムにおいても、比較的豊富な資源かつ国産でもあることから環境負荷が低いと言えます。
3つのポイント
- 01再生プラスチックの使用
- キソパッキンは樹脂と炭酸カルシウムの複合材料でできていますが、樹脂成分のほぼ100%が再生プラスチックであり、有限な資源である石油由来のプラスチックを使用していません。当社はキソパッキンを約50年にわたって販売し、木造住宅への累計施工実績は600万棟以上にのぼります。キソパッキンは長きにわたり、資源循環に貢献してまいりました。
- 02CO2排出量の大幅削減
- 再生プラスチックは石油由来のバージンプラスチックと比べて、CO2排出量が少ない材料です。また、炭酸カルシウムを高配合することで、プラスチック自体の使用量が抑えられています。そのため、キソパッキンに使用する複合材料のCO2排出量は、同量のバージンプラスチックに比べて▲82%と、大幅に削減できることが判明しています。
- 03長期耐久性
- キソパッキンは木造住宅の基礎と土台の間に使用される、長期的な耐久性をもった製品です。長期耐久試験による寿命予測において、100年経過しても性能がほぼ変化しないことが確認されています。長期使用できることは資源やエネルギーの節約に繋がり、ひいてはサスティナビリティにも繋がると考えております。
- ※12023年当社調べ
- ※2キソパッキンの原料を全てバージンポリプロピレンとした場合と比較。参照したデータは下記。
・当社の原料造粒機および射出成形機の電力使用実績(R4年度)、生産重量実績
・お取引先様からのCO2排出に関わる1次データの提供
・LCIデータベースIDEAv2より「ポリプロピレン」の排出量 - ※3 キソパッキンに圧縮荷重を長時間かけ続けた時の歪み量を測定(クリープ試験)し、数十年、数百年レベルの長期的時間が経過した際の歪みを予測。100年経過後も歪み量はほとんど変化しないことを確認した。