こやうらのうら話_04
近年増加している屋根断熱工法には、通気層が必要です。
天井断熱の場合に換気を行う小屋裏空間と異なり、屋根通気層は狭い場所になるため、熱気と湿気が溜まりやすい場所です。
確実な屋根通気を取るためのポイントをご紹介します。
通気層の高さは、住宅金融支援機構「木造住宅工事仕様書」においては30㎜以上が推奨されています。
通気層はただ隙間をあけていても意味がありません。空気を流して初めて通気層として意味を成します。
そのためには、通気層の出入口を設けることが重要です。
寄棟屋根の場合は、隅棟で通気が止まらないよう、隙間を設けたり専用の換気材を用いたりといった工夫が必要です。