シロアリの基礎知識 住まいの天敵、シロアリから住まいを守るには

木造住宅にとって懸念すべき問題のひとつがシロアリ被害です。
このページでは、シロアリの生態の解説や、シロアリ被害を防ぐためのお役立ち情報をご紹介します。

蟻害の見分け方

シロアリによる食害とその他の虫による被害の違い

シロアリによる食害(蟻害)とアリやヒラタキクイムシによる被害、そして腐朽とは似ていることがあり、区別には適切な判断が必要です。

【 アリによる被害の特徴 】
アリの被害は、見た目の不快さや噛まれる等の被害はありますが、基本的に木材に被害を及ぼす事はありません。しかしながら、シロアリの蟻道に非常に似たものを作るものがあります。アリの蟻道はシロアリよりも脆く粘りが無く、手で払うとさらりときれいに崩れてしまうので、実際に蟻道に触れてみたり、虫そのものを確認する事でシロアリかどうかの区別ができます。
【参考:シロアリの種類と特長】
【 ヒラタキクイムシによる被害の特徴 】
ヒラタキクイムシによる木材への被害は、幼虫の時だけで成虫になると被害を及ぼす事がありません。また、一般的に広葉樹に加害をし、針葉樹への加害は無いといわれていますが、それは成虫が道管に卵を産みつけるためで、道管が大きくはっきりとした広葉樹にしか卵を産み付ける事ができないからです。そのため、条件さえ整えれば針葉樹にも加害を及ぼす事があります。幼虫が成虫に成長し木材から出てくる際に、木粉を噴出して出てくるため、成虫が出てきた後には木粉がピラミッド上に盛り上がって見つかるため、シロアリの被害と区別する事ができます。
【 腐朽による被害の特徴 】
腐朽の場合は、褐色腐朽菌と白色腐朽菌による被害の二つに大きく特徴が分かれます。褐色腐朽菌の場合、木材が褐色に変色し被害の痕が繊維方向に直角の微細な亀裂が見られるのが特徴です。白色腐朽菌の場合は、白色の菌糸を伸ばす事が多く、木材がスポンジのように柔らかくなります。

腐朽による被害

【 シロアリによる被害の特徴 】
シロアリの被害の特徴は、必ず蟻土ないし蟻道が作られることです。木材の一部に、土のような物が盛り上がって見られたり、基礎の下から上に蟻道が見られたりします。また外面には殆ど被害を及ぼしませんが、被害のある木材は叩くと空洞音がしたり、外面を押すと窪んだり、穴が開いたりします。また、虫そのものを確認する事でもシロアリの被害かどうかを見極める事ができます。
【参考:シロアリの種類と特長】

シロアリによる被害